お知らせ
2024.05.14
日本化学産業株式会社は、2030年度までを見据えた中期経営計画を策定し、その第一ステージとして2023年10月から2026年3月までを対象とした計画を、2023年10月に「新・中期経営計画」として公表しました。その中で、薬品事業は「オンリーワン事業」「先端の新素材事業」「先進的金属リサイクル事業」の3つの事業について、2030年のありたい姿を示し、現在、その実現に向けて戦略的に取り組んでいます。
また、当社では長年にわたり、廃棄物の再資源化を推進し、金属リサイクルに必要な分離精製技術を培ってきました。さらに、電池材料の研究開発や量産化の技術開発にも長年取り組んでいます。当社は、これらの技術の相乗効果により、電気自動車(EV)の使用済みリチウムイオン電池から有価物を分離精製し、EV向け電池材料に戻す「クローズドループ・リサイクル」を実現するプロセスの開発を進めています。また、技術実証から事業化に向けた取り組みの一環として、当社が福島県に保有する工場用地の活用も視野に、段階的な投資を計画しています。
こうした一連の取り組みは、2030年に向けて「循環型社会の実現」と「脱炭素社会の構築」をめざす中で、リサイクルビジネスに注力していくという「新・中期経営計画」に即したものです。これにより、自社だけでなく、サプライチェーン全体の環境負荷低減をめざしていきます。
具体的な投資方針が決定した際には、随時、発表させていただきます。